呪術廻戦第125話「あの子の話」
渋谷事変での戦闘で、野薔薇は虎杖と合流。
しかしその時、真人の本体と分身が入れ替わったことに気付くのが遅れました。それまで野薔薇が戦っていたのは呪術の使えない分身体。分身は虎杖によって倒されましたが、一瞬の隙を突かれ、野薔薇は真人の本体に触れられてしまいます。
野薔薇の脳裏に蘇っていたのは2009年の記憶。実に9年前、野薔薇が6歳の小学生の頃の記憶でした。
『当時の私は 村の人間は全員頭がおかしくて 自分だけが正気だとそう思い込んでいた』
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目次
呪術廻戦124話のネタバレ
前回の呪術廻戦 第123話のネタバレはこちらから
「ふみ」から見た野薔薇
回想は、野薔薇によって「ふみ」と呼ばれた女の子の独白から始まります。
ふみは、小学校入学と同時に野薔薇のいる村へ引っ越してきました。
全校生徒はたったの19人。みんな黒か赤のランドセルの中で、ふみの水色のランドセルはよく目立ちました。
しかし野薔薇は、
「ふみのランドセルさぁ 交換しよっ」
と、それを欲しがりました。その目はきらきらしていて、うらやましそうな表情です。
結局ランドセルを交換していたのはその日一日限りだったようでしたが、二人の交流はこれで終わったわけではなく、この日から野薔薇はふみの家に入り浸り、ふみの父親と一緒にゲーム(ス○ブラ)をするのに夢中になるのでした。
そんな野薔薇の横顔が語ります。
「狭ぇ村だからさ 友達になるより他人になる方が難しいんだよ」
その言葉を、
『良いことじゃないかと私は思った』
と回想するふみですが、後に近所のお婆ちゃんが赤飯を炊いて持ってきた時にその気色悪さ、野薔薇の言っていたことを理解できた気がすると語っています。
そんな風に大人びた発言をしたかと思えば、
「秘密基地を見つけたの!!」
とふみの手を引き走るような、子どもっぽい面もあった野薔薇。
野薔薇が秘密基地だと言ってふみを連れて行った先は大豪邸。明らかに“他人の家”なのでした。
動揺するふみと、楽しげな野薔薇を一人の少女が出迎えます。
「あ 本当に来てくれた」
「いらっしゃい 寒かったでしょ」
沙織との別れ、野薔薇との別れ
その少女の名は沙織。ふみと野薔薇はいつも突然訪ねるのに、沙織はいつも家にいて嫌な顔ひとつせずに受け入れてくれました。
沙織との出会いから、野薔薇は段々と「品のようなもの」を身に付けていったとふみは回想します。
ふみも沙織も村にとって「よそ者」でしたが、その立場はまるで違いました。
それから少しして、沙織の家の様子が明らかにおかしくなっていったのです。
『ゴミとか 落書きとか 明らかに人為的に積まれた雪とか』
『立派なお家が不気味に見える位』
更に少し経って、沙織が引っ越してしまいます。この時ふみは野薔薇と一緒に見送りましたが、あの野薔薇が顔をベチャベチャにして泣いていたことが、その日話した内容や天気のことをすっかり忘れるくらい印象的だったようです。
『この子も泣くんだと その衝撃で他のことが頭に入って来なかったんだと思う』
時は過ぎて今年の6月。野薔薇が東京の高校(呪術高専のことですね)に通うことが決まりました。入学には中途半端な時期ですが、祖母と揉めたのだそうです。
「じゃ!! 二度とここには戻って来ねぇから!!」
「ふみ!! アンタもその内この村出なさいよ!!」
電車に乗る野薔薇を、ふみ一人が見送りに来ています。沙織との別れの時、顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた野薔薇を知っているふみは、
『私の時は泣かないんだ』
という言葉がよぎってしまい、俯いて「……うん」と返事をするに留まります。沙織の話すら、あれから二人はしていないのでした。
しかし、
「ふみ」
「次会う時は 三人で!!」
そう言う野薔薇の顔は、涙をこらえてゆがんでいました。
野薔薇は沙織のことを忘れていないし、ふみとの別れも沙織との別れと同じくらい悲しい。
そのことに気付いたふみは、ポロポロと涙をこぼすのでした。
「…うん うん! うん!!」
沙織の現在
時は戻って現代。
「沙織 ちょっと休んだら?」
校了日のために残業をしている様子の沙織。彼女は村を出た後、大人になり東京で仕事をしているのでした。
「渋谷ヤバいよ テロかな」
という沙織の先輩のセリフから、渋谷での戦いが激化していることがわかります。
疲れた沙織は、先輩に何気なく自分の昔の話を始めます。
「中二の時 ド田舎に引越したんですよ」
その理由は、母親の「オーガニックでスピリチュアルな」趣味だったと言います。
「もう野薔薇ちゃんがカワイくってカワイくって 慕ってほしくて無理にお姉さんぶって」
家に来た野薔薇に紅茶を出したのも、大人ぶった行動ゆえだったとか。
「今の普通~の私見たら ガッカリするだろうなぁ」
「元気かな野薔薇ちゃん 今どこで何してるんだろ」
野薔薇の生きた時間
『あの村の連中は全員頭がおかしい そんなことはない でも』
『おかしい奴の声は大きくて 自分以外の全てに思えて』
『土足で他人の人生を踏みにじるもんなんだ』
そう独白する野薔薇の心の中。野薔薇を囲むように円形に置かれた無数の椅子。
その椅子に座る、虎杖や伏黒、五条、真希、棘、パンダといった高専の仲間たちを見て、野薔薇は
「…っていうわけでもなかったかなぁ」
と満足そうに前言を撤回します。
その椅子の中には、ふみの座る椅子もありました。
泣きそうな顔のふみに、「次会う時は三人で」と約束した時のことが思い出されます。
「ゴメンね ふみ 約束守れなくて」
野薔薇の意識が2018年10月31日の渋谷駅に戻ります。
不安気な顔でこちらを見る虎杖に、野薔薇は言い残します。
「虎杖 皆に伝えて」
「“悪くなかった”!!」
真人に触れられた左の顔面がゆがみ、野薔薇は弾かれるように倒れました。左目の眼球が吹き飛んでしまっています。
助けることのできなかった虎杖の頬を、野薔薇の返り血が汚すのでした。
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8巻64話って全体のどの辺なのか気になる人は【呪術廻戦ネタバレ最新話まで全話まとめ【ネタバレ一覧】】をチェックしてみてね。
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呪術廻戦125話の感想
子供の頃の野薔薇が本当に今の野薔薇の子供バージョンという感じでかわいいですね!
しかし田舎の陰湿さの描写も妙にリアルで、ふみ共々不気味に思いました。
赤飯って……初潮が来たときのお祝いですよね……。
沙織が今も東京に健在で、野薔薇との思い出もよいものとして覚えている以上は野薔薇・ふみ・沙織の再会を果たしてほしかったです。それなのに……。
七海に続いて、目の前で同期の友人の顔が破裂するのを見せられた虎杖の心が心配です。
みんな虎杖に色々託していきますが、虎杖がその重さに耐えられると思ってのことでしょう。どうにか耐えきってほしい……!