虎杖悠仁の正体は？術式・両親・宿儺との関係│プロフィール徹底解説

現在放映中のアニメ版も高い評価を得て、ますます人気の高まる呪術廻戦。

主人公の虎杖悠仁（いたどりゆうじ）には、「ただの高校生だった」にしてはかなり謎が多いのをご存じでしょうか？

ファンの間で噂され、考察される彼の謎。本人の正体や出自、「存在しない記憶」などを、この記事で詳しく解説していきます。

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虎杖悠仁の正体は？

呪術廻戦の主人公・虎杖。彼は一般人という立場から呪術師の世界へ巻き込まれた立場ですが、「宿儺の器」として特別な存在でもありました。

彼の正体を不明にさせているのがまずその点。宿儺の指を飲み込んでも平気で自我を保っていられる人間本当に一般人なのかは原作でもまだ確定していません。

千年に一度の逸材ですが、「宿儺の器だから千年に一度の逸材」なのではなく、「千年に一度の逸材だから宿儺の器にもなれた」可能性もあるのではないでしょうか。

そう推察される理由は、彼の元々持っていた能力にあります。

身体能力が抜群。砲丸を30メートル弱飛ばしサッカーのゴールポストサイドにめり込ませることができたり4階の窓を蹴破って地上から入ってこれたり呪術なしでも人間離れしています。

「天与呪縛」これは、先天的に課せられた身体の縛り・枷（かせ）のことで、「呪術師の家系に生まれたのにも関わらず呪力を持たず、その代わりに別の特別な能力を得る」などが例として語られます。

現在、禪院真希、禪院（伏黒）甚爾、与幸吉（メカ丸）が天与呪縛を得ている者として登場しています。このうち、真希と甚爾は「呪力がない代わりに特別な身体能力を得た」者、メカ丸がその逆の「高い呪力と引き換えに生まれつき体に欠損や不自由を持った」者として描かれています。

虎杖が驚異的な身体能力と引き換えに呪力を失って生まれた天与呪縛の持ち主なのでは？という考察もありますが現在はまだ不明です。

虎杖悠仁のプロフィール

彼の目の下にある傷跡のような溝は宿儺が開眼したなごりで、宿儺が表に出る際はここが瞳となります。

性格はカラッとしていて人懐っこく、誰とでもすぐ打ち解けられます。

得体の知れないはずの宿儺の指を差しだされてためらわずに飲んだり危険な場所で自分自身の命が危なくとも

目の前に人間がいれば人間の救助や遺品の確保を優先しようとしたり、危機感覚や恐怖心に関してはだいぶ薄いところもある。

元々は仙台の高校にいたため、同じく雪深い地方からやってきた野薔薇とはその点においても仲がよく二人ともいつも東京観光をしたがります。

好みのタイプは「尻(ケツ)と身長(タッパ)がデカい女」ですが、これは本人の言で「強いて言えば」が前提です。中学時代から、クラスの女子を見た目ではなく立ち振る舞いから判断する部分がありましたから、見た目が好みだからといって流されることもなさそうです。

術式・技について

虎杖は非呪術師です。術式は生まれついて体に刻まれているもののため、虎杖は術式を使えません。

そのため、虎杖の使う技は厳密に言うと全て術式ではなく呪力そのものです。

しかし、五条が言うには、宿儺の指をこれから取り込んでいくうち、虎杖にも宿儺の術式が刻まれるだろうと言っていました。

逕庭拳（けいていけん）

見た目はただのパンチです。

しかし、拳に呪力を纏っているため、相手に呪力がぶつけられます。

通常の術師ならパンチと同時に呪力が放たれるのですが、虎杖は生来抜群の瞬発力を持っています。そのため、パンチが当たる瞬間に呪力の放出が間に合いません。

結果、これを受けた相手は一度のパンチを受けたつもりなのに二度ダメージを食らうこととなります。

「拳が当たった」と認識した瞬間に呪力がぶつかってくるのです。七海はこれを「やられる方は相当嫌」と評しました。

黒閃

虎杖の場合、逕庭拳と同じく呪力を乗せたパンチです。

逕庭拳は打撃の瞬間と呪力の衝突に誤差がありましたが、黒閃はこの誤差が0.000001秒以内になった場合の空間のひずみのことです。

黒閃が発動した場合、呪力は黒色に光ります。

物凄く集中する必要がありますが、黒閃を経験した者とそうでない者の間には呪力の核心への距離に天と地ほどの差があると言われています。

虎杖はこれを京都校の「親友」こと東堂に発破（ビンタ？）をかけられることで会得しました。

存在しない記憶の謎

これまで、「存在しない記憶」を呼び起こした人物が二人います。

一人は京都校3年・東堂。交流会にて、虎杖の「女の好み（タイプ）」を聞き出した東堂の脳内に「存在しない記憶」は溢れ出しました。

とある学校で高校生活を送る虎杖と東堂。「高田ちゃんに告る」と宣言した東堂に「やめとけ」と言う虎杖ですが、高田ちゃんにフラれた東堂を元気づけ「ラーメン奢ってやるよ」と言い、街へ連れ出す……。

この記憶から東堂は虎杖を「親友」と認識し始めますが、この記憶が事実であるわけがありません。記憶の中にあるようないわゆる“普通の”校舎は呪術高専にはありませんし、通っているのは東京校と京都校で別々ですし、何よりこの時二人は初対面です。

もう一人は腸相。渋谷事変にて、虎杖が対峙した呪霊です人間ではありません。

腸相は虎杖を一目見た瞬間、「弟の仇」として赤血躁術にて襲い掛かりました。虎杖にトドメを刺すという段階になって、突然腸相の脳内に「存在しない記憶」が流れ込みました。

それは、腸相・壊相・血塗・虎杖の4人で食卓を囲む図。ピクニックにでも来たような穏やかな時間。虎杖が腸相に「ほら兄ちゃんも！！」と笑いかけています。

もちろんこの記憶が本当であるはずはありません。これは腸相にも信じがたいことでした。虎杖は人間です。呪霊と一緒に食事をしたり、ましてや「弟」になるなんてことはあり得ません。

そしてもう一つ、この腸相との戦いの様子を見ていた宿儺が、腸相に「存在しない記憶」が流れ込んだ瞬間に不思議そうな顔をしたのを忘れてはいけません。

このことで、宿儺が見せた幻という可能性はかなり低くなりました。

そうなると虎杖自身のものということになりますが、東堂に記憶を見せた時も虎杖は何もしてないはず（好みのタイプを答えただけ）ですし、腸相に記憶を見せた時などは虎杖自身はほぼ失神してしまっています。口すらきいていません。

虎杖には、虎杖自身も自覚していない何らかの力がある可能性がかなり高いと考察されています。

宿儺との関係性と両親について

そもそも宿儺は「猛毒」です。虎杖が特別それを抑え込める体質だったというだけで、虎杖に好意的なわけではありません。

いいえ、宿儺は虎杖を含むどんな人間にも「猛毒」なのです。だからこそ、虎杖は今でも秘匿死刑の定めにあります。

それでも、虎杖は宿儺の存在を内に持つことで真人の「天敵」となりました。

無意識ながら、そのことが真人の言う「魂の輪郭」を理解することに繋がっていたのです。その他にも、宿儺の気分次第ではありますが怪我や身体の欠損も治してくれることがあります。

逆に言えば気分次第で殺されかねないということです。実際、宿儺が表に出ている時に虎杖は一度心臓を取られ、とある契約をするまで心臓は返してもらえませんでした。

彼は「呪いの王」です。到底共存できる存在ではありません。

でもなぜ虎杖が、宿儺を宿していられるのか？

虎杖が天与呪縛の持ち主である可能性があると前述しましたが、それを前提として、「虎杖には呪力を溜める器があるけど空っぽで生まれた（その代わりに並外れた身体能力を手に入れた）」「その器に、宿儺の指を媒介として宿儺の呪力を注がれている」とすれば彼が宿儺を宿していられることの理由のひとつになりそうですが、他の天与呪縛の持ち主ではダメな理由が他にもありそうです。

それに、虎杖が天与呪縛の持ち主だったとして、「では虎杖は呪術師の家系に生まれたのか？」という点については分かっていません。

虎杖は、順平に「母とは会ったことがないが父の記憶はうっすらある」と語っています。

更に、虎杖自身は「興味ない」と一蹴してしまいましたが、彼の祖父は死ぬ少し前に両親のことを話そうとしていました。

死ぬ前に言っておきたいと思うほど、本当は大事な話だったのではないでしょうか。

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まとめ

虎杖は主人公ながら、まだまだ語られていない点がたくさんあります。

これらがこれからの展開にどう関係してくるのか？

予想をするのは骨が折れますが、今ある謎をとりあえず頭の隅にでも置いておくと、今後「おお！」と思えることも出てくるのではないでしょうか。

全てがわかる時が待ち遠しいですね！