呪術師の歴史
呪術を用いて「呪い」を祓除するものたちが現れたので呪術師の始まり。
1000年以上の歴史の中で、呪術全盛の平安時代に突出した家柄が台頭します。
この名門が御三家と称され、現代まで呪術界に絶大影響を持っています。
御三家(ごさんけ)
五条(ごじょう)
日本三大怨霊と呼ばれる菅原道真を祖先にもつのが五条家です。
無限を操作する術式「無下限呪術」を相伝しています。
現当主は、「無下限呪術」に加えて、400年ぶりの「六眼」(呪力を見通し、微細な操作を可能とする)を併せ持つ、
現代最強の呪術師・五条悟です。
五条家は、現在五条悟のワンマンで運営されているようです。
いまのところ、五条家の登場人物は五条悟のみですが、
0巻の主人公・乙骨憂太も菅原道真を祖先に持つことが判明しており、
五条家の遠い親戚になります。
加茂(かも)
平安期に対等した呪術師”陰陽師”の血統を受け継ぐのが加茂家です。
血統と格式を重んじる。名門中の名門です。
血液を操作する術式「赤血操術」を相伝していて、次代当主は呪術高専京都高3年・加茂憲紀とされています。
血統を重んじる加茂家には汚点があり、歴史上最悪の術師、加茂憲倫を輩出しているのです。
明治初期、加茂憲倫は特異体質をもつ女性を弄び、作り出した「受胎九相図」は特級呪物として現在も管理されています。
禪院(ぜんいん)
強力な術式を持つ術師を取り込み、まとめ上げて、揺るぎない地位を獲得した一族が禪院です。
「禪院家に非ずんば呪術士に非ず、呪術師に非ずんば禪院家に非ず」という格言が示す通り、呪術界で確固たる地位を確立しているようです。そのため、「投射呪法」や「十種影法術」などいくつもの相伝術式があります。
「投射呪法」は現当主である直毘人が、「十種影法術」は伏黒恵が相伝し、直毘人が死亡後には恵が当主として選ばれた。
しかし、禪院真依が死亡したことによりフィジカルギフテッドが完成した禪院真希により、禪院家は壊滅しました。
それにより五条家と加茂家から、御三家除名が提議されています。