呪術廻戦│灰原雄(はいばらゆう)とは？術式・死亡した原因・何巻に登場するか詳しく解説！

 

呪術廻戦地上波アニメ放映も一旦終わり

アニメの続きから単行本を読んでいる方も

いると思われます。

 

そういう方は8巻から読み始めたと思われますが

この巻からは五条・夏油の過去編が始まり

彼らの後輩である「灰原雄(はいばらゆう)」という

呪術界には珍しい好青年が登場しますよね。

 

彼はどんな活躍をしたのか？

現代編に登場していないのはなぜなのか？

この記事は灰原について公式ファンブックの情報と共に

掘り下げていく記事です。

 

 

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灰原雄(はいばらゆう)とは？プロフィール紹介！

主に過去編と呼ばれる、懐玉(かいぎょく)編から

玉折(ぎょくせつ)編にかけて登場する人物です。

この記事ではまとめて「過去編」と呼びます。

 

過去編では主に五条悟と夏油傑の学生時代を中心に

描かれるのですが、灰原は彼らの1年年下の後輩として

登場します。

2年時は1年生、3年時は2年生といった感じですね。

 

すでに亡くなっているため年齢は「享年」表記で17歳。

同期に七海建人がいるため、生きていれば彼と同い年です。

 

見かけによらない大食い

公式ファンブックによると

趣味・特技：大食い

好きな食べ物：米

苦手な食べ物：なし

となっているため、かなりたくさん食べる方のようですね。

 

九十九由基に初対面でタイプを聞かれた際も

「沢山食べる子が好きです！！」と即答しています。

 

明るく人懐っこい性格

9巻にも「米が好き人が好き」と評されていて

かなり思い悩んでいた時期の夏油にも

臆せず話しかけ「人を見る目には自信があります」と言うほど。

かなりカラッとした性格ですね。

 

ただし皮肉はあまり通じないようです。

何でも善意にとらえる方なのでしょうね。

 

七海とは正反対の性格のようですが、同級生が

七海しかいなかったため、実は結構仲良しでした。

 

灰原雄の術式・領域展開・技

灰原の戦闘シーンは現在まで描かれていないため

どんな術式・技を使用したかは不明です。

 

呪術師ではなく一般家庭の出身です。

しかし灰原の場合は一人だけ資質を持って生まれたのではなく

妹にも呪いが見えていたようです。

 

しかし妹に高専に来ないように言い聞かせており

おそらく実際に高専に来てないであろうところを見ると

灰原ほど呪術師向きではなかったのかもしれません。

 

もしかしたら呪霊が「見える」だけであるために

「窓」として活躍しているかもしれませんね。

 

2年時には2級相当の呪術師だった？

灰原が亡くなった際の任務は、七海曰く

「2級呪霊の討伐任務のハズだった」とのことですので

灰原・七海は高専2年生時点で準2級相当の

階級を割り当てられていたと思われます。

 

基本的に「○級呪術師」は「○級呪霊」を

倒せる程度の力を認められており、かつ

2級以上は一人で祓除にあたると伊地知も説明していましたね。

 

2年時で準2級呪術師というのはさほど珍しくもありません。

究極メカ丸(与幸吉)・狗巻棘など2年時に準1級呪術師と

認められている学生もいます。

 

たくさん食べる灰原は、意外と武術や肉弾戦に

秀でていたかもしれませんね。

 

灰原雄の登場は何巻？8～9巻！

初登場は第70話

具体的な登場エピソードは8巻65話～9巻79話の過去編で

もっと具体的な初登場ページというと

「8巻第70話181ページ目」となります。

 

那覇空港を見張られないために七海と共に

沖縄に呼ばれたところですね。

七海は乗り気ではないですが灰原は任務に燃えています。

「夏油にいいところを見せたい」

「先輩が頑張っているから自分たちが頑張らないわけにいかない」

というのが主な理由です。

 

その後突然滞在を一日延ばされた際も

嫌そうな顔一つしていませんでした。

 

次の登場は第76～77話

人知れず、呪術師としての役目に思い悩む夏油の

前に挨拶をしに現れました。

 

灰原は夏油のことを尊敬しているのでピシッと

挨拶していますが、ジュースをおごってもらえるとなると

堂々と「コーラで！！！」と即答しているのが

後輩らしくてかわいいですね。

 

「呪術師やっていけそうか？辛くないか？」

という夏油の質問に

「自分にできることを精一杯頑張るのは気持ちがいいです」

と答え、夏油がその灰原の言葉から

何か掴みかけた瞬間、二人は九十九由基と邂逅することとなります。

 

14巻第120話、七海の最期にも

14巻第120話104ページにも、死に際の七海が見た

幻影のようなものという形で後姿のみ

灰原が登場しています。

 

「一度逃げたくせに、私は何がしたかったんだろう」と

問いかける七海に、灰原は指差してみせます。

その先には虎杖悠仁、かつて七海が共に戦い力を認めた

これから成長していくであろう彼がいました。

 

灰原が彼を指差したことで、七海は彼を通じて

この世に呪いを残して逝くこととなりました。

 

死ぬ間際に見た幻影が灰原だったということは

七海は10年以上ずっと、灰原を亡くしたということを

心のどこかに忘れずに留めておいていたのかもしれませんね。

 

灰原雄の死亡の原因となった任務

第77話にて灰原は死亡します。

76話で「明日の任務結構遠出なんですよ」と

夏油に話していたその任務が、死亡の原因となりました。

 

七海が言うには

「2級呪霊の討伐任務と聞いて行った」

「しかし呪霊の正体が土地神だったため1級案件だった」

とのこと。

 

灰原の遺体は酷く傷つけられ、下半身がなかった

灰原の遺体は首から上だけでもかなり切り傷と

擦過傷がひどくボロボロで、何より

夏油が布をかけてやっているシーンでは

布の盛り上がり方が異様に短く、灰原の遺体に

下半身がないことを示しています。

 

生きて戻った七海も両目を負傷する重傷を負いました。

 

夏油は九十九に、灰原のことを

「術師としてはもっと人を疑うべき」

と言っており、もしかしたら灰原は

出張先の地元の人々のことを信用しすぎたために

七海より重い怪我を負うことになったのかもしれません。

 

任務等級を見誤った原因の「産土神(うぶすながみ)信仰」とは

七海が「産土神信仰」「土地神でした」「1級案件だ」と

言っていたのは、この信仰の持つ特色にあります。

 

普通「信仰」と言うと主だった宗教があり

神様がいて、信徒と神を結ぶ者がいたりして、信徒を集めます。

しかしこの「八百万の神」がおわすとされる日本では

宗教の形を取らずに神様を信仰することができます。

それが産土神信仰、土地神と呼ばれるものです。

 

宗教としては一応「神道」の一種にあたるのですが

産土神は

「この土地に生まれた者を死んだ後まで守護しますよ」

という神様で

氏神(うじがみ)との違いは「根付いているのが血縁か土地か」です。

 

目に見えぬ信仰、そして離れても有効な信仰だったことが等級を見誤らせた

産土神を信仰している地元の人たちははっきりと

「○○教の○○神を信仰している」という自覚はないままに

親や祖父母の教えから自然と

「○○様が守護してくださっている」と感じているため

呪術廻戦における「呪い」を「信仰」という面から

探るのは難しいと思われます。

 

例えば

「お米には神様が宿っているから残してはいけないよ」

という親の言葉が死ぬまで染みついていたとしても

生きている間わざわざ「お米の神様」とやらに普段から

ムニャムニャと祝詞唱えて拝んでいるわけではないですよね。

 

外側から見えにくい信仰というのはそういうことです。

 

しかも、産土神は「その土地に住んでいる者」ではなく

「その土地で生まれた者」を守護する神様ですので

信者が遠くへ引っ越しても信仰(呪術師的には「呪い」)を

持ち越すことができます。

 

そのため、この案件の呪霊の呪力は力・範囲共に

呪術高専の想像を超えていたことと思われます。

 

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まとめ

灰原は三輪霞と同じく、カラッと明るい性格や

深く考えない性質など、いい意味での「呪術師らしくなさ」が

非常に好印象なキャラでしたね。

 

そのまっすぐさが夏油の指標と

なりかけたこともありました。

 

生きていればどれほどの活躍を見せてくれたかと

思うと、本当に亡くなったのが惜しい人物です。