呪術廻戦第107話「渋谷事変25」
虎杖にトドメを刺そうとした脹相の脳内に突如溢れた「存在しない記憶」。
それは虎杖が自分の弟たちの一人として存在している記憶でした。
有り得ない記憶に混乱した脹相はその場を離れました。
その後、残された虎杖の前には美々子と菜々子が現れたのでした。
一方、直毘人・真希に七海が合流しました。
地下に向かう道中、三人の前に水生生物のような姿の呪霊が現れます。
弱々しく陰から見ていただけの呪霊でしたが、
一瞬にして直毘人が術式で捉え、殴り飛ばします。
そのダメージから、呪霊は大量の人骨を吐き出しました。
呪霊は泣きながら真人たちの名を口にしました。
花御、と言ったその時、呪霊の様子が変わりました。
皮が裂けて中から飛び出し、それはまるで脱皮をしたかのようでした。
「まだ呪胎だったというわけか」
その姿を見た直毘人はそう言って笑ったのでした。
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目次
呪術廻戦107話のネタバレ
前回の呪術廻戦 第106話のネタバレはこちらから
水を操る呪霊、陀艮（だごん）
脱皮をし、四肢を持つ姿へ変化した水生生物のような姿の呪霊。
呪霊は右手で玉のようなもの作り、三人に目掛けて放った。
すると玉は多量の水となり洪水のように三人を襲った。
呪具を使い回避した真希だが、その水の物量に驚く。
――恵の「満象（ばんしょう）」の比じゃねぇな
地下だったら詰んでたぞ――
直毘人は唐突に呪霊に向かって問う。
「呪霊よ アニメーションが1秒に何フレームあるか知っているか?」
それに対し、呪霊は答えた。
「呪霊ではない」
直毘人は構わず続ける。
「昨今の解像度やフレームレートを上げたがる風潮」
呪霊も構わず続けた。
「私は陀艮 花御、漏瑚、真人にも」
直毘人はそれでもアニメーションの話を続ける。
「4Kやら60fpsやら」
二人の噛み合わない会話が続いていた。
しかし、突如として二人の言葉に力がこもる。
陀艮、と名乗った呪霊は言う。
「我々には名前があるのだ!!」
直毘人も言う。
「無粋だとは思わんか!!」
それを合図としたかのように、陀艮の背後から七海が攻撃を仕掛けたのだった。
陀艮の実力は？あたえられないダメージ
背後から不意を突き、攻撃を仕掛ける七海。
しかし陀艮は右腕で受け止め、そのまま七海を地面に叩き付ける。
間髪を入れず真希も攻撃を仕掛けたが、陀艮は受け止めた。
その隙に直毘人は再び陀艮を術式で薄い板のようなものに閉じ込めた。
そこに七海が攻撃をするも、陀艮は水で防壁を作り防いでいた。
七海、真希が一撃も食らわせられなかったことを、直毘人は笑いながら皮肉った。
「1級が二人も揃って祓えんとは由々しき事態だな」
直毘人によって助けられたことを恥じ、真希は悔やんでいた。
直毘人の対抗策「速度」
直毘人は陀艮の術式を見極めながら、対抗策を立てていた。
「呪力過多 術式もまだまだ手数があるな」
「ならばどうする? 簡単だ 技を出す前に」
「速度で潰す!!!」
三人は一気に陀艮に攻撃を仕掛けた。
攻撃を水の防壁で防いだ陀艮は上空へ逃げた。
しかし、その上には既に直毘人がいた。
「滞空できるんだもんなぁ 俺でも上に逃げる」
直毘人は陀艮を頭上から叩き、地面に叩き付けた。
その後も直毘人は反撃する隙を与えず、攻撃を畳み掛けていく。
――術式が発動できない!!――
――この男!!この男のせいだ!! 速い!!恐らく漏瑚よりも!!――
陀艮の領域展開、発動
それでも陀艮は術式を発動させようした。
印を結ぶかのように手を前で組む陀艮。
しかし、
「させんよ」
そう言って直毘人は陀艮を地面に押さえつけ、さらに連打を喰らわせた。
だがその時、倒れている陀艮の腹に、模様のようなものが浮かんだ。
「領域展開」
陀艮はそう言うと、領域展開を発動させた。
すると、その場は一瞬にして南国の砂浜のような場所となっていたのだった。
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呪術廻戦107話の感想
今回は呪霊・陀艮と、七海・直毘人・真希の戦闘回でした。
脱皮をした陀艮は多量の水を操れるようです。
ですが、その実力も術式もまだ未知数です。
七海、真希の攻撃をもろともしない陀艮に対し、どう戦っていくのでしょうか。
また、そんな中、最後に発動した領域展開……
陀艮がどのような術式を使うのかも気になります。
術師三人と呪霊の戦い、どのような展開になるのか次回も楽しみですね。
