虎杖のいない呪術高専東京校に突然現れ
「どんな女が好みだ？」
の一言で読者に強い印象を残しその後あれよあれよと言う間に虎杖の親友とも師匠とも相棒とも言える立場に昇りつめた東堂葵。
わがままで独りよがりで協調性がないのに強くて仲間思いでカッコいい、そんな不思議な魅力を持つ東堂の性格や術式、現在の状況などを解説していきます。
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目次
東堂葵(とうどうあおい)とは
呪術廻戦の漫画、アニメの2クール目の内容になりそうな部分は読んだけど東堂葵がイチオシですね。これ以上言うとネタバレになりそうなので黙ります。
— とふまる (@tfmr_1020) January 14, 2021
アニメ早くみたいですね。 pic.twitter.com/SqItRbgZbj
初登場は交流戦の前、伏黒恵との戦いです。
「性癖にはソイツの全てが反映される」「性癖がつまらない人間はそいつ自体もつまらない」と考えているため、初対面の相手に突然「女の好み（タイプ）」を尋ねるというおかしな行動に出ます。
「男でもいい」などと性癖自体に関しては心の広さを見せますが、戸惑って答えられなかったり、答えても東堂の気に入る内容でないとがっかりします。実際、恵はちゃんと答えたのに勝手に失望され、殴りかかられました。
そういった自己中心的な面や、他人の指図を受けたがらない性格から、京都校でもあまり好かれてはいません。身だしなみには気を遣い、常にいい香りをまとっているのに周囲の女性陣からは「逆にムカつく」と思われていたり、東京校との野球試合時、顔にデッドボールを食らった際に味方である京都校からもピッチャーの真希に「ナイッピー」と称賛の言葉が送られたりと、その嫌われようは虎杖も驚くほどでした。
彼自身は「挨拶して自己紹介すれば友達」と考えているため、おそらく周囲の人々のことも本人だけは友達と思っているのでしょう。
しかしその強さは本物。嫌われつつも、「強いだけが取り柄」と言われるほどに認められています。
夏油の起こした百鬼夜行の時は、一級呪霊を5体、特級呪霊を1体祓っています。一級呪霊には術式を使用していません。
そのうえ、一級呪術師としてふさわしい知的な戦い方ができます。
後述する「不義遊戯（ブギウギ）」という生得術式の、「手を叩いて発動」という特徴を用いてここぞという時にフェイントとして使用したり
初めて持つ武器を使いこなしたりと思考力・器用さ共に優れた素晴らしい呪術師と言えます。「IQ53万」とは彼の自称ですが、おそらくそう大げさということでもないでしょう。
領域展開・術式・技
東堂葵
— やんばる (@yAnbl_yamiyami) November 22, 2020
くっそ強い
たぶん今出てきてる呪術師の中ではトップクラスに強い
対象と自分を入れ替える術式を使うつよい
悠二の仲がいい pic.twitter.com/dR5MgrBnHp
不義遊戯（ブギウギ）
東堂の生得術式です。「手を叩く」ことを合図に、ある二つの物質の位置を入れ替えます。
非常に単純ゆえに、相手をする方にとってはかなり厄介です。というのも、この「ある二つの物質」は呪力さえ宿していれば何でもいいからです。呪術師はもちろん、呪霊、呪具も対象になります。当然自分もそのうちに入ります。
更に、東堂が手を叩く瞬間「何と何を入れ替えるか」は相手に知れません。もっと言うと、「手を叩いたが不義遊戯を発動させない」というフェイントのような使い方もあります。
しかも、この術式は「東堂の手と別の誰かの手」を叩いても発動します。東堂は片手を封じられてもこの術式を使用できるということですね。
弱点があるとすれば、手を空けておかねばならないため呪具などを使用しづらいこと、直接相手にダメージを与える術式ではないこと、シンプルゆえに相手に術式の内容が知られやすいこと、ですが、東堂はもちろんこれらの弱点を全て把握し、対処しています。
黒閃（こくせん）
打撃と呪力の誤差が0.000001秒以内で衝突した場合に起こるゆがみによって、呪力が黒く光り打撃の威力が2.5乗に上がる現象です。
難易度が非常に高いため、狙ってこれを出すことは不可能とされています。
交流戦の際、黒閃経験者として虎杖にヒントを与え、その発動を見守りました。
虎杖はパンチで黒閃を発動しますが、東堂は蹴りで発動します。
東堂の固有技というわけではないので、他に野薔薇や七海も黒閃の発動を経験しています。
簡易領域 (九十九由基との関係性含む)
シン・陰流の門下生に伝わる、「領域展開から身を守るための領域」です。
渋谷事変での真人戦にて使用しようとしましたが、未発動に終わったため東堂の使用する簡易領域がどういうものなのかは確認できていません。
ただ、領域展開に対して領域展開を使わず簡易領域で身を守ろうとしたことから、東堂は領域展開を使用できないと考えられています。
これは特級呪術師・九十九由基の直伝とのこと。東堂は非呪術師の一般家庭に生まれたのですが、小学生の頃に彼女と出会い、その影響で呪術師になりました。
作中で明言されていませんが、簡易領域はシン・陰流の「門外不出」の縛りがあるため、九十九はシン・陰流の者で、その弟子の東堂もシン・陰流の門下生ではないかと言われています。
ちなみに、東堂が出会い頭に「女の好み」を聞くのは九十九の「どんな女がタイプかな？」と尋ねる癖の影響を受けていると思われます。
東堂葵と虎杖との関係や呼び方の変化など
実に素晴らしい…
— 成海@ろぼさー🤖 (@narumi809) January 10, 2021
ちなみに俺の親友は誰がなんと言おうと東堂葵 pic.twitter.com/l7hgDSIJut
東堂葵の虎杖悠仁の呼び方
虎杖悠仁の呼び方交流会の際、京都校メンバーは虎杖を殺してしまおうという作戦を立てていたのですが、東堂は最初からこれを聞き入れる気はありませんでした。
この時はただ他人の指図を受けたくないという気持ちからでしたが、虎杖との交戦が始まり、他の人や恵にそうしたように「女の好み」を尋ねたところ、虎杖から自分と全く同じ答えが返ってきて、東堂の中にある記憶が蘇りました。
それは、同じ学校に通う東堂・虎杖・高身長アイドル高田ちゃんと共に青春を過ごした思い出。これは完全に妄想か、虎杖にあるかもしれない「とある能力」によるものと思われているのですが、この瞬間から東堂は虎杖を「親友」と呼びます。
その後、この呼び名は
「親友（しんゆう）」→「親友（ベストフレンド）」→「親友（マイベストフレンド）」→「虎杖（マイフレンド）」→「超親友（ブラザー）」
とエスカレートしていっています。渋谷事変で東堂と一緒に来た新田新は最新の「超親友（ブラザー）」しか聞いていないため、東堂と虎杖が血の繋がった兄弟だと勘違いしています。
虎杖を1級呪術師に推薦
八十八橋での事件ののち、恵や野薔薇・真希・パンダと共に虎杖を一級呪術師に推薦しています。
このことから、虎杖のことを呪術師としても認めているのがわかります。
東堂葵のネックレス(ペンダント)について
真人戦にて東堂が願掛けのようにキスしていたペンダントの中には、後に高田ちゃんと虎杖の写真が入っていることが判明しました。
中身が分かるまで「これは呪具ではないか」「メカ丸の筒のように呪術が収められているのではないか」「何にせよ切り札なのではないか」とあちこちで考察されていたのですが、東堂と虎杖（と高田ちゃん）の友情のペンダントは予想されていたのとは違う形で真人の気を引き、アドバンテージを得る大きなきっかけとなったのでした。
多くの読者が真人と同じ気持ちを味わえる数少ないシーンです。
ちなみに、虎杖との青春時代妄想に登場した高田ちゃんは元から東堂の妄想の中にずっといます。0.001秒ほどで呼び出せるそうです。
今後の可能性
東堂葵「俺たちは全身全霊で世界に存在している、当たり前過ぎて皆忘れてしまったことだ」(5巻37話) pic.twitter.com/ssA6gLCaTr
— せいぜい３級の呪霊 (@juju_serifu) January 12, 2021
渋谷事変・真人戦にて、心が折れた虎杖の前にさっそうと現れ一緒に戦ったものの、真人の「無為天変」を左手に受けてしまいました。
瞬時に左手を切断し、全身に無為天変が回るのを防いだのですが、その状態で拍手をしようとしても腕の切断面の手のひらでは叩いたところで「ズチュ」と奇妙な音が出るばかりで、入れ替わりも発生しませんでした。
結果としてフェイントのような使い方になり、虎杖が黒閃を撃ち込むきっかけを作ったのですが、東堂は「俺の『不義遊戯（じゅつしき）』は もう死んでいる」と呟いていました。
この発言から、これまで他人の手と自分の手で拍手をすることで術式を発動させていたのも、「両手があること」が前提だったと思われます。左手を失ってしまったら誰かの左手を借りれば発動できる、というわけではなさそうなのが、「死んでいる」という言い方から読み取れます。
無為天変によって改造された人間はこれまでも反転術式では治せなかったため、東堂の左手は元通りにならないと思われます。
「術式が死んでいる」というのも頭のいい東堂の言うことですのでほぼ真実と思われますが、今のところ本人の感想でしかないため事実はわかりません。
手の再生よりは術式の再生の方が可能性が高いでしょう。
よって、今後は左手を失ったままで「不義遊戯」を使える術を探していくのではないでしょうか。
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8巻64話って全体のどの辺なのか気になる人は【呪術廻戦ネタバレ最新話まで全話まとめ【ネタバレ一覧】】をチェックしてみてね。
まとめ
現在術式を使用できなくなってしまった東堂ですが、彼は元々術式なしでも一級呪霊を祓えるほどの身体能力の持ち主。
これからも虎杖たちの助けになってくれるでしょうし、ただ強いだけではない、「ドルオタ」「妄想癖」「芝居がかった立ち振る舞い」等、隙のあるキャラクター作りがなされていて、多くのファンに愛されています。
今後もたくさん登場してほしいものです。
