呪術廻戦第50話「予感」
虎杖&東堂vs花御。
目的のためだけと思い戦ってきた花御でしたが、真人の言葉を思い出し、虎杖・東堂との戦いに今までに無かった「楽しさ」を見出していました。
一方、虎杖と共闘する東堂は、遂に自分の術式を解禁すると宣言。東堂の術式が遂に明らかに?
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目次
呪術廻戦50話のネタバレ
前回の呪術廻戦 第49話のネタバレはこちらから
前回のおさらい
少年東堂の記憶
当時、小3だった東堂は河川敷で伸した高校生の上に座り遠くを眺めていた。
自分をナメてかかる相手を年齢も体格も関係なく倒していたのだった。
しかし、少年東堂はそんな日々を退屈に感じていた。
「面白くなんてない」
「退屈な奴をひねったって退屈に決まってんだろ」
そんな少年東堂に川の向こうから何者かが話しかけた。
「ナイスファイト!! 少年(ボーイ)!!」
少年東堂が視線を向けた先にいたのは謎の女性。
バイクと、得体の知れない何かと共に。
彼女は続けて少年東堂に問う。
「どんな女がタイプかな?」と。
「誰?アンタ」
見ず知らずの女性に話しかけられた少年東堂はその時、退屈な日々が変化する予感を感じていた。
続・虎杖&東堂vs花御 東堂の分析と確信
東堂は「俺の術式を解禁する!!」と宣言。
虎杖は冷静に「前使ってなかった?」とツッコミを入れるも東堂はお構いなし。
術式について詳しい説明も無いまま、
虎杖には「止まるな!!」「俺を信じろ!!」とだけ伝える。
了承する虎杖。
そんな東堂だが、脳内では花御の術式を整理し、種類ごとに分析を行っていた。
東堂の整理した花御の術式は、
“木の根”
“木の鞠”
“呪いの種子”
“お花畑”
そして“左腕”……
さらに、これら全てが花御によるブラフの可能性すらあると考えていた。
と、ここまで分析をした東堂だったが、至った答えは「どんな術式も発動させなければいい」ということ。
そして、はじき出した結論は“勝利(ビクトリー)”だと。
今の自分は独りではなく虎杖(ブラザー)がいるのだから、そう確信していたのだった。
そう結論付け、虎杖と共に勢いよく花御に向かおうとした東堂だったが、花御の木の根に右足を取られてしまう。
木の根によって振り回される東堂。
その先には木の根によって作られた無数の大きな棘があった。
東堂を助けるため動く虎杖だが、その前には花御が立ちはだかる。
「まずは一人」と花御によって東堂に棘が刺さらんとした時。
パンッ
という小さな音がした。
次の瞬間、何故か棘に刺さっていたのは花御だった。
東堂の術式「不義遊戯(ブギウギ)」
無数の棘は東堂ではなく花御に突き刺さっていた。
何が起きたのか分からず、困惑する花御と虎杖。
花御がいた虎杖の目の前には何故か東堂が立っていた。
花御はその光景から、瞬時に東堂の術式がどのようなものであるかを理解していた。
東堂の口から、自分の術式が語られる。
「俺の術式は相手と自分の位置を入れ替える」
「不義遊戯(ブギウギ)!!」
先の出来事は、東堂の術式「不義遊戯」によって、東堂と花御の位置が入れ替わったことにより起きた事だった。
術式「不義遊戯」に慣れる前に花御を仕留めようと虎杖にウィンクする東堂。
虎杖と東堂は共闘を再開する。
花御に向かいながら、東堂は「不義遊戯」の発動条件は手を叩くことだと明かす。
東堂が手を叩くたび、位置が入れ替わる虎杖と東堂。
何度も入れ替わりを繰り返しながら二人は花御に攻撃を仕掛ける。
東堂の術式を理解したものの、その術式に苦戦を強いられる花御。
体格差のある虎杖と東堂の入れ替わりは攻撃時の差異を大きくしていた。
また、それと同時に、虎杖だけでなく自分との入れ替わりの可能性も考えねばならなくなっていた。
東堂が手を叩くたび、花御は思考を鈍らせていたのだ。
危機を感じた花御だったが、既に二人による攻撃から抜け出せなくなっていた。
続けて攻撃を仕掛けようと構える虎杖。
そんな虎杖を見て、花御は察した。
「またアレがくる!!」
黒閃連続発生記録保持者 七海建人
場面は変わり、七海の語りが始まる。
黒閃の連続発生記録保持者は七海建人だった。
七海は黒閃について語りだす。
黒閃は連続で出すことが凄いわけではなく、むしろ2回以上出すなら連続か、その日の内でないと難しいのだと。
それは、術師は黒閃をキメることで一時的にアスリートでいう“ゾーン”に入った状態になるからだと。
七海は答える。
「私の記録ですか? 4回 運が良かっただけですよ」
4回、それが七海建人による黒閃連続発生記録だった。
場面は変わり、虎杖vs花御。
虎杖の黒閃は花御にヒットしていた。
黒閃を放つ虎杖を見て、東堂は思う。
「虎杖(ブラザー)!! オマエからはいつだって予感がする!!」
虎杖の放つ黒閃は続けて花御に2回、3回とヒットした。
反撃を試みようとする花御だが、その前には東堂が。
東堂が叩いた手の音に、花御は咄嗟に優先して警戒すべき相手を判断しようとした。
そして警戒すべきは虎杖と判断した瞬間、目の前にいたのは替わらず虎杖だった。
誰の位置も替わってはいなかったのだ。
東堂は手を叩いただけで、術式の発動をしていなかった。
「手を叩いたって術式を発動するとは限らない」
「単純だけど ひっかかるよな」
同時に東堂は思っていた。
あの時と同じ退屈が裏返る予感がする、と。
虎杖の4回目の黒閃が花御に命中したのだった。
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呪術廻戦50話の感想
遂に東堂の術式が明らかになりました。敵味方関係なく位置を入れ替えられるとは、攻撃方法そのものは武闘派な東堂らしい術式だと思いました。
術式を使ってこその虎杖とのコンビネーション光る戦い方も良かったですね。東堂から虎杖への期待の大きさも随所にうかがえました。
また、虎杖の黒閃が七海の記録を超えるのではなく、あえて並ぶというのもアツい展開だと思いました。
虎杖の成長も著しいですが、七海もやはり凄い呪術師ということ、七海の大人な格好良さも知れた回でした。
虎杖の黒閃は花御にどのくらいのダメージを与えたのでしょうか?気になりますね。