呪術廻戦第86話「渋谷事変④」
ほぼ五条一人を狙った総力戦となった渋谷事変は、東京メトロ渋谷駅地下5階副都心線ホームに五条が降り立ったことで、ここでひときわ大きな戦闘が行われていました。
その頃、渋谷駅と同種の“帳”が明治神宮駅にも降ろされたことを受け、虎杖は冥冥・憂憂に付いて東京メトロ明治神宮駅へ向かうこととなります。
突入直前、明治神宮駅には「一般人を閉じ込める帳」と「術師を入れない帳」の二つが降りていることと、その二つの間に「改造された人間」がいることを知らされ、虎杖は真人が来ていることを悟るのでした。
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目次
呪術廻戦86話のネタバレ
前回の呪術廻戦 第85話のネタバレはこちらから
前回のおさらい
虎杖達の動向
明治神宮駅内に飛ぶ何羽もの鴉。一方で、三人は未だ駅構内へ入る様子を見せません。
「何してんの!? 急がねぇと」
逸る虎杖を、憂憂は
「姉様は今 烏(からす)たちと視覚を共有しています」と諌めます。
鴉は途中で殺されてしまい、冥冥の視界は途切れるのですが、そうして鴉の視界を通して内部の様子を知った冥冥は虎杖に
「弱い改造人間を沢山殺すのと 強い呪霊を1体祓うのどっちがいい?」
と質問を投げかけるのでした。虎杖であれば強い呪霊を1体祓う方を選ぶだろうとも言います。
駅内部の様子
駅構内では、地下4階に真人の作った改造人間たちがうろついており、そのために一般人たちはほとんど地下5階の副都心線ホームに閉じ込められているようでした。
彼らを助けるにはそこまで下りていかなくてはならないのですが、地下5階のみが術師の入れない帳で覆われています。
更に、冥冥の放った鴉は改造人間たちがいる階よりも上の階、地下1階と地下2階の間で狩られてしまっており、一般人、改造人間の他に帳を下ろした呪霊か呪詛師がいることを示唆していました。
それを聞いた虎杖は言います。
「いるんだな? このすぐ下に アイツが」
冥冥は
「改造人間がいるということはそういうことなんだろう」
と大筋で虎杖の予想を認めます。
その「帳を下ろした呪霊か呪詛師」こそがツギハギ顔こと真人であろうと、虎杖は倒しに向かうのでした。そのため、ここで冥冥班は冥冥&憂憂と虎杖に分かれ、虎杖は単独行動を取ることになりました。
一筋縄でいく状況でない中で戦力を分ける危険性も当然全員が分かっていることでしたが、冥冥は
「グズグズしていては地下4階の一般人が全滅する」
と、一般人救出に向かいます。もし虎杖も危険な目に遭った場合は、そこまで降りておいでと添えました。
冥冥の言葉に虎杖は宣言します。
「大丈夫だよ 冥さん」
「俺はもう 負けないから」
バッタの呪霊
「おン? 何 見テんだヨ」
単独で駅構内へ入った虎杖を出迎えたのは真人ではなく、一般人を捕食している最中のバッタに似た呪霊でした。しかし虎杖は真人が来ているという確信を持ち、尋ねます。
「ツギハギ顔の呪霊が来てるだろ? どこにいる」
バッタの呪霊は
「真人は下…… 俺はココで“帳”ヲ守ってるンだ」
と答えます。
この時初めて虎杖は「ツギハギ顔の呪霊」の名前が「マヒト」であることを知ると同時に、「帳を守ってる」という言い方に引っ掛かりを覚え、彼の背後にある、杭のように床に打ち込まれた物体が怪しいと気付きます。
「知ってるカ? 形を変えられタ人間は 味が落ちるンだ」
そんな虎杖の思考も知らずに、バッタの呪霊は自分は賢いから人間の味の違いが分かると自慢気に話し、虎杖の逆鱗に触れてしまいます。
まず顔面に蹴りが一発、吹っ飛んだところに踏み込まれ腹へ拳を一発。壁にめり込むほどの力で吹っ飛ばされました。
「人間舐めるのも大概にしろよ」
が、彼は平然と立ち上がりつつ虎杖に
「俺が何の呪いカ 分かってないダロ」
と言うのでした。しかし虎杖の答えは
「バッタの呪いだろ?」
当然です。彼の姿はどこからどう見てもバッタで、手足は人間のようですがそれ以外はほぼバッタ。虎杖は「見たまんま」を答えたに過ぎません。
ですが、バッタの呪霊にとっては信じられない看破だったようで、
「コイツ 賢いゾ!!!」
と慄くのでした。
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呪術廻戦アニメ1期最終話24話終了の時点で8巻の63話までなので続きを早く見たい人は8巻64話「そういうこと」から読むのがオススメ!
8巻64話って全体のどの辺なのか気になる人は【呪術廻戦ネタバレ最新話まで全話まとめ【ネタバレ一覧】】をチェックしてみてね。
呪術廻戦86話の感想
冥冥さんはクールで妖しげな魅力を放っているのですが、呪術師としての態度は「一般人を助けたい」というものだったり
なるべく多くは殺したくない改造人間は殺したくないといったような虎杖の感情にも寄り添ってくれていて、意外にも冥冥班は相性が良さそうでしたね!
後半に出てきたバッタの呪霊はたいへん不気味でした。
人間を頭から喰っていましたし……。「賢さ」に妙にこだわっていましたが、あまり賢そうには見えませんでしたね。
しかし、明治神宮駅に突入して最初に会ったのが真人でないのなら、真人は今どこにいるのでしょう? 本当にここに来ているのでしょうか?
もしかして虎杖は独りになるよう誘導され釣られてしまったのでは……? という不安がよぎる86話。続きが気になります。